Service Design Hong Kongに参加した

昨年度参加された山岸さんのブログがずっと気になっていて、近場で気軽という感覚で申し込んだ。 http://thought.hitoyam.com/entry/servicedesignhongkong2017overview おかげで、楽しい気持ちが今も残っている。それはプログラムの内容からというよりも、…

フィンランドとエストニアの旅

8時間でヘルシンキに着く。地球ってこんなに狭かった?と驚く。 実家の熊本までにかかる時間と大差ない、時差があるから、朝にでて昼にその街にいるので、なおさら近く感じる。 空港から特急で中央駅について、ホテルまで歩く。 キャリーを引きながら露店で…

2016年に行ったところ_1

3月の四国 2月に525ツーリングに代わり、V40 CrossCountryに乗るようになったので、ロングドライブでしまなみ海道を通って道後温泉まで。観光地には関心がないので、書店で本を買いスタバで読みながらゆったりする。こうした普通の時間がぜいたく。 二日目は…

共鳴する都市文化

台北で感じるのは、本を読むのが好きな人たちなんだろうなぁ、ということだ。数年前から話題の誠品書店を少し覗くと、若くて身だしなみがいい人達(大抵はサイドを刈り上げた髪型とモノトーンの軽いシャツ、ジャケットを羽織っていて、清潔感たっぷりの男性…

孤独の安らぎ

台湾南部の阿里山地域は有名な行楽地だが、大地の造形は険しい。標高1,500mあたりのB&Bに2泊して、山塊の中腹に位置するデッキから、飽きるともなく、尾根の木々や視線の下に広がる家、お茶の向上や車の修理場や、おそらくは宿泊施設、を見ていた。 夜にな…

タイガーエアーのブッキング

1月20日に予約したはずの台湾行きの航空券を確認していないことに気がついたのは、出発まで3週間ほどになった3月の初めだった。 最初はMacのメールボックスを検索したが、見当たらない。間が抜けたことに、どの航空会社かも記憶にない。しかしiPhoneのメー…

春と一つになる

52号線を万沢の集落に向かって左折してそのまま県道10号線を南へ戻る。新内房橋を渡りながら富士川を見ると、午後の柔らかい光と春霞で、見える範囲一帯が薄いピンクに染まっているように感じた。春だ、嬉しい、嬉しい。 気温は19℃、薄い雲越しの光と木々の…

2015年に行ったところ

2015年に向かう年末に、夫婦で沖縄に行った。暖かいところで骨休めだ。 那覇からは30kmほど離れた北谷町のヒルトンに泊まって、お散歩。白い壁と大きな庇があるコンクリート住宅がとても気持ち良さそうに思える。12月でも20℃以上の乾いた風が吹いている。夜…

シビックプライドは教育から

ブラタモリ「熊本」を観ていたら、新町、古町、高麗町と、記憶の中の風景がありありと蘇って、自分の中にその土地に愛着があるのがわかった。 洗馬橋のたもとにある文林堂も、高校3年の自分が受験用に木炭デッサンを初めて描きにいった時の室内の光や匂いと…

2014の奈良

年末からまた奈良に来た。東大寺で除夜の鐘をついてみたいと思った。30日の夜に入り、31日は朝から妻と歩く。実は年末に買った登山用の靴の慣らしを兼ねている。薬師寺、唐招提寺、垂仁天皇陵、平安京跡、宇奈多理座高御魂神社、法華寺、まで10km少々歩いて…

2013(猛暑)の奈良と京都

奈良ホテルに泊まりたい。妻と夏の車旅行に出た。450km、4時間30分のドライブは去年の能登や数年前の盛岡や直島に比べると近く感じた。淡々と距離を稼いで15時にチェックインした。車寄せに迎えにきたドアボーイもフロントスタッフもわきまえてる感じがあっ…

ジョージタウン2

路線バスで郊外の避暑地へ行く。ジョージタウンはインフラが整備された近代都市だが20分もすると東南アジア特有の風景が見え隠れしてきて懐かしい。トタン拭きの食堂やスクーターの大群や原色シャツの若者たち。特に男性は何となく働いているのかどうか分か…

ジョージタウン

孫文はペナン島に潜伏しながら中国革命を組織した。隠れ家は複数軒あり市内には影武者もいたとされる。公開された家はプラナカン様式で中庭の吹き抜けの奥に小さなお風呂とキッチンがある。小一時間勉強させてもらい、ぷらぷら歩きてスイスの女性が経営する…

ペナン島へ

朝、教会がある丘に行く。太極拳をしているグループに混じって身体を動かしてみる。指導者らしい老人たちも参加者らしい中年の人たちも自己流で好き勝手な動きというのがすぐに分かる。基本は同じでも、空気の流れに呼吸を合わせようとする人もいるし、スト…

マラッカ2

1日目:ショップハウスが並ぶジョンカーストリートを歩く。観光客と車に少しストレスを感じて早々に川沿いのカフェでビールで乾杯する。妻が久しぶりにリラックスしているのがわかる。イスタンブールの時もそうだった。日常を置いて、日本語でない場所まで…

マラッカ

旅は表を作ることから始める。縦軸が日にち、横に行程。空っぽの表を横において、ホテルの空きを見比べて、少しずつ現実性を確かめていく。 街の成り立ちを考えながらホテルの立地を想像するのは楽しい。移動しやすいか、生活雑貨を売るお店が近くにありそう…

帰る場所

梅雨の湿気を根こそぎ蒸発させるような猛暑日が、たまに訪れる。雲が高くて空の水色が深い。郵便局へ行くのを口実に夕方6時過ぎからGSで少し走る。ピンクに染まる港町を歩くのは、浴衣を着た中学女子だ。短髪に原色が映えて、生きがいい金魚の群れのよう。今…

日本デザイン学会で札幌へ

22日(金)から2泊で札幌市立大学で開催される日本デザイン学会へ行く。シビックプライド研究のポスター発表だが、担当した学生6名が会場プレゼン予定なので実は気楽。次回からは学部生も学会会員になって、「名義貸し」ではなく自前で発表してもらおう。 …

フランクフルトからスヘルトヘンボスへの一週間

2011年11月、オランダにアーティストインレジデンスで滞在制作中の妻を手伝いに行く。マイレージの航空券の都合でフランクフルトに一泊し、電車で4時間ほど。珍しく機内で体調を崩したせいで、空港から中央駅近くのホテルに移動するのにストレスを感じる。…

旅の準備が本当に変わった

3日間の休みを例年のように都内のホテルでのんびり過ごす。プールで泳いだり、古本屋をのぞいたり、バーで過ごしたり。エアコンが効いた空間で本を読みながらまどろむ!という素晴らしさ!(汗)。なぜ家でできないんだろう?だらだらしつつも、来週に迫った…

伊東合宿2011

内外の変化に伴って、合宿も変わって良い内容になった。運営主体を、構造が曖昧な指導教員制から未来デザイン研究同好会に切り替えた。学びたい学生がコースを超えて参加する。部長を頂点にした組織が生まれて、責任持って各自が自主的に参画し、予算から学…

外ご飯

ひょんなことから京都の八坂の塔の脇にあるイタリア料理店IL GHIOTTONE <イル ギオットーネ>に来た。 ウェイターの背が高い、きれいな姿勢の女性の話を聞く。今日、前菜でお勧めしたいのは、お魚だとマグロ、マダイ、イサキ。軽く炙ってカルパッチョにする…

やっぱりバリ

新学期前はいつも大忙し。ゼミ(のようなもの)の新年度の計画を一枚のペーパーにしたら、自分と学生の両方の仕事量が見渡せて良し悪し。良い面は学生のスケジュールにそった企画ができること。悪い面は自分の処理能力を超えそうで、気持ちが萎えそうな点(…

大山崎山荘美術館

ホテルのあちこちの場所で本を読んだり散歩したりと過ごして、夕方から四条へ出る。minä perhonenさんの京都店は何度訪れても、まして自分が男でも、ため息がでる。建物を選び、インテリアを設計し、調度品を集めたり制作を依頼したり。スタッフを教育したり…

京都グランドプリンスホテルと村野藤吾氏

プラナカンの街を撮影して回ろうとマラッカの古いお屋敷のホテルを予約していたが、出発前日にキャンセルした。震災の影響で猫が極端に怯えるようになり、預けていけないと判断した。取り止めに伴うさまざまな手配を半日かかりで終えた頃、彼はすっかり元気…

3月11日のBBC

朝のBBCで震災を知った。ロンドンの街中の商店で、お気の毒に、君は大丈夫か?と真剣に聞かれた。その後、国連の潘基文総長、アメリカのオバマ大統領の強いメッセージがテレビで幾度か流された。「最も信頼できる大切な友人のために、できるだけのことをする…

ヘンドリキェ・バック美術館

12時にアムステルダムを発ち、ロンドンへ入る。午前中に駆け足で国立博物館とヘンドリキュ・バック美術館を回る。フェルメールの「牛乳を注ぐ女」がこれほど小さい作品とは。画家がその時に目にしていた空間と時間がぎゅぎゅっとキャンバスに閉じ込められて…

郵便博物館

初めてのオランダ鉄道。下調べ通りに中央駅で往復切符を買って、案内所で一番早い列車を聞きながらホームを探して出発。改札がないのが不安らしく、みんな緊張気味。車窓には平らな土地、手入れされた畑、レーサーばりのコスチュームで滑走する自転車、風車…

HEMA

Droog Design、キッチュキッチン、etc. アムステルダムを歩きながらオランダの商品を見て回る。皮肉なことに青山や目黒のショップで目にしているものが多くショックがないのが残念。ミラノでもロンドンでも似た経験が多い。流通が早い。それでもオランダのデ…

ガイドブックの選び方

初めてのオランダ行きに選んだガイドブックはJ社のもの。女性用だが、紙質から来る軽さと、ショップやミュージアム、カフェの選択眼が好みに合いそうだった。ピンポイントな情報はネット検索したものを綴じていけばいい、と考えた。これまで「地球の歩き方」…

copyright Nobuo Yasutake