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平井和正

思いたってヤフオクで真幻魔大戦のオリジナルノベルを探して、全巻揃える。1980年代のSF小説で、当時も買ったはずなのに、20代の度々の引越しで処分したらしい。

平井和正氏は今なおジュニア向けの小説を書き続けておられる。その作風やテーマの変わらなさに、現実ではないような違和感を覚えてしまう。
斜め読みすると、すっかり忘れているストーリーとは別に、文体については暗記しているようなところが多い。当時、あまりに熱心に読んだせいか、落語の口上みたいに覚えてしまっているらしい。
生頼頼義氏のカバーと挿し絵も、よく眺めていると、10代前半にイラストレーターを目指して模写を繰り返してせいか、つい先週も一緒にいた友人にまた会っているような近さがある。
10代に出会った感情や熱意は、今でも簡単に引っ張り出してこれることに感心する。一つひとつ箱に入れて、ラベルをつけて丁寧に保管してあるみたいだ。

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