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GS日記2 37℃

R1200GS

国道147号を北上して安曇野穂高と進むにつれて日本アルプスが左手に連なる。雲の奥に雪を抱いた山容が見え隠れしている。高原からいくつもの山々が急角度で立ち上がる様を見ていると、最近、TRANSIT | トランジットで見たモロッコ、アトラス山脈の写真を思い出す。暮らす場所が発想に与える影響は大きい。ものごとを見たり作ったりするスケールが大きくなるように思う。

爺ヶ岳から鹿島、白馬、乗鞍と1980年代によく足を伸ばしたスキー場を超えて淡々と走る(バブル!)。日本海へ出て糸魚川市を左折。学生のころ九州からツーリングでたどり着いた親不知海岸で北陸道へ乗る。富山を過ぎたら東海北陸自動車道。白川、飛騨、郡上八幡を過ぎて美濃から東海環状自動車道東名高速へ。静岡、山梨、長野、新潟、富山、岐阜、愛知の中部日本一周コース。
「オートバイで走るのは日本の地理の勉強だから」と書いたのは片岡義男さんだが、この夏休みの2日間で900kmを走って、久しぶりに日本地図と距離と時間の関係をしっかり思い出した。富山までは5時間だよね、と自分の身体で必要な時間と体力が分かるのは何となく大切なことだと思う。走っていて気温が高いのが分かった郡上八幡はこの日、観測史上最高の37℃だったそうだ。

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