グループワーク

2年生のインフォデザイン基礎はサイン計画に向かうための情報整理。4人グループで大学構内を回り、サインを必要とする対象者と状況を調査して、KJ法を用いながら理想像と問題点を発表する。

普段から利用している施設だが、それぞれの関わり方の違いが着眼点の差異になっている。一歩前に抜けでるのは、事実に向き合う意見を言う学生がいるグループ。そんなに勉強したくて通っている学生ばかりじゃない、と本音からスタートして意見交換をしていると問題の本質が見えてくる。反面、観念的な発想で「勉強したくなるのが理想」と考えていると行き詰まる。だって学生本人=ユーザーの期待を捉えていないから。デザインが好きというよりも、普通に生活していて普通の好き嫌いがはっきりしているミーハーな学生がいるグループが有利になるのは、いつも同じに思える。

copyright Nobuo Yasutake