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地方分権

市役所の経営企画部の方のお誘いで「地方分権フォーラム」を聴講する。政権の地域主権戦略会議メンバーの神野直彦先生、元横浜市副市長の前田正子氏ら5名の方々のスピーディーで事実開示に基づいた講演が聞き応えがある。地方分権が進むとと何ができるか、というと分かりにくいが地方分権が進まないから何ができないか、という視点だと分かりやすい。
私が理解しやすいのは「総合行政サービスができない」ことだった。ヨーロッパでは当たり前のような、学校と図書館を連携させた市民サービスが実現しないのは、日本ではそれぞれが国の別々の管理で運営されているから。見方をかえれば、今ここに暮らしている人が望んでいるサービスを企画・実行することが、その地域のサービス機関でできないということ。
民間では考えられないことが平然と残っている理由は簡単で、日本の行政は「全ての国民は同質の存在」と考えられているからだそうだ(!)全国同じサービスで必要十分と考えられており、ひとりひとり違う人間の営みが社会であるという認識が霞ヶ関にはないという指摘は大いに腑に落ちる。デザインの思考とは逆。
西欧の週末の美術館にある、ジャズライブとワインを楽しみながら鑑賞する都市生活の楽しみがこの国で実現できるのかはまだ分からないようだ。

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copyright Nobuo Yasutake