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34年目のF1

あいにくの強い低気圧で三重地域は住民避難がおきるほどの豪雨。鈴鹿のF1グランプリ予選も延期。日曜日に朝から予選と本選を行うそうだが、過去の歴史には予選を行わない場合は前戦までのポイント順にスタートグリッドを決めたというから、ヨーロッパ人が手がけるスポーツは落ち度なくルールが決められている。
中学生の時からF1観戦を数えると34年目だが、もっと真剣に見ればよかったか。20代後半は仕事のせいかブランクがある。F1は毎年10ヶ月をかけて世界を転戦する興業として巨額の資本が動き、五大陸で数億人がテレビ観戦するトップスポーツだ。ダイナミックな栄枯盛衰があり、力を失った企業、他界したヒーロー、自動車産業の駆け引き、新興勢力と古いヨーロッパ勢とのスキャンダルなど話題に事欠かない。自動車メーカーを8社も擁する先進国の割には、日本人がモータースポーツとは疎遠なのも根深い問題として興味深い。それはさておき、伝統と呼ばれるものには変わらない強さがある。F1は毎年のようにレギュレーションが変わる大騒動がおこり、人の生死に関わる危機を迎えても、登場人物が変わるだけで儀式のように未来永劫に存在しつづけるように思える。

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copyright Nobuo Yasutake