審査

1年生がピクトグラムの提出を終えたので、一斉に貼り出してお互いに審査をする。授業開始の時点でレジュメを配布して「評価方法は公開審査」と予告しておいた。大学構内の施設を題材に、絵文字としての理解のしやすさを考案した。どう考えても、制作者の言い分よりもユーザーの心理が優先する課題。自分が好きなマークではなく、他人がわかりやすくて楽しくなるサインを想像してほしいのだが、もちろん、学生は迷走する。みんな、自分の癖や技を出したくて仕方ないのだ。1年生の時点のこうした視野をどうやって拡げるかが、その後の学びの角度や幅を相当左右すると思う。

一人が6作品を推薦して加点する。集計すると突出して票が集まる作品がごく数点。次に第2グループのような集団が形成され、約6割の学生が推薦されたことになった。ユーザーの客観的な評価とは言えないが、少なくとも大きな傾向は現れるだろう。第1グループは、予測通りの作品が並ぶ。情報と造形の要素が少ない、要は「理解してほしいことだけを、美しい造形で伝えた」仕事が評価された。みんな見る目は確かなのだ。
票のとりまとめをしてくれた「集計ガールズ」の3人、ありがとう。

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copyright Nobuo Yasutake