解釈する

年末で締切りが重なり、土日もあれこれと家で仕事を続けている。自宅兼アトリエ兼ギャラリーでモトハラレイコが経営するhttp://www.38studio.com/も38hands展で賑わう。行き詰まりを感じてふっと「宇宙戦艦ヤマト」を映画館で観るものの、より混乱する。
原作は1974年のテレビアニメーション。2199年を描いたにしては、既に放映当時からその未来像には古典的、懐古的なおもむきがあったように思う。科学技術の進展に対する研究も批判もなく、原作者である松本零士氏の日本情緒たっぷりの世界観が濃密なタッチでビジュアル化されていた。
2010年の実写映画としてどのように原作を解釈するのかに興味があって足を運んでみた。「スタートレック」のようにアップデートした解釈か(ロシアや中国の人の扱いが面白かった)、あるいは「ALWAYS」のように事実(原作)に忠実なレトロ調の方向性か。結果的にはどちらつかずになってはしないかと心配している。原作の本質的な価値とは何か?を市場に向けて解釈する力が大切だということは、どの業界も同じのようだ。この映画はどんな客層を想定して作ろうとしたのだろう?

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copyright Nobuo Yasutake