クリスマスイベント2

ビジュアルデザインの1,2年生有志が市主催のイベントにブース出展した。短い準備と予算ゼロ(全て学生の持ち出し)、市民イベントに向けた運営ノウハウがまったく無い大学だったため、ローリスクの企画を学生が考えた。似顔絵、フェイスペイント、キャンドルワークショップの3つの体験を提供。

何せお金がないことから、300円の参加費に見合うバリューを提供できなければお客様は来なくて大赤字!と脅かしたのが良かったのかどうか、普段は話をする機会がない学生同士が真剣にミーティングを繰り返していた。
その甲斐あってか、のべ参加学生36名、実働16時間、申込いただいた市民約190名。黒字達成!似顔絵は人気の行列待ちが続いたほどだったらしい(私は出張で不在してしまった)。
大切にしたのは開始前のミーティングと終了後の報告会で、その場にいる全員が一言、話すこと。互いの視点や問題点を共有することで組織として上達することができるし、自分が何とかしなきゃという責任感と信頼感が生まれる。
「迷惑をかけちゃいけないと思ってきたけど、周りを頼ってもいいんだ、ということが分かって嬉しかったです」と1年生が話したことは学生みんなにとって尊い自覚になったと思う。キャリア形成にもなったようだ。
続けてください、と言われたものの、さて来年、どうしよう。

copyright Nobuo Yasutake