漆について考えた

後期末の今日で授業は終わり。漆工業組合の方々に向けたM先生の授業のプレゼンを見学させてもらう。自分で組み立てていない分、冷静に見れるのが新鮮。

漆という古典的な地場産業に対してデザインが関与することでどのように活性化できるか、学生がプランを提示する。
3年末と言えば、これまで学んだことを総動員できる時期。マーケティングの知識を基本に製品企画に向かう学生。イベントプロモーションを提案する者。広告による認知を図る学生などアイデアの幅の広がりは安心できる。しかしちゃんと顧客の生活から考え始めたかというとどうか。油断してつい表現だけを追いかけた男子もちらほらと。学業は積み重ねであり、先生が違うということで仕事の進め方がぶれるようでは困りもの。
それにしても普段は接点がない伝統工芸の職人さんやメーカーの経営者の方々をお招きいただいた上に、授業終了後もしっかり学生のプレゼンまで指導していただいたM先生の誠意に感謝!

copyright Nobuo Yasutake