郵便博物館

初めてのオランダ鉄道。下調べ通りに中央駅で往復切符を買って、案内所で一番早い列車を聞きながらホームを探して出発。改札がないのが不安らしく、みんな緊張気味。車窓には平らな土地、手入れされた畑、レーサーばりのコスチュームで滑走する自転車、風車と日曜日の朝の光景が次々に現れる。
ブレダ市のグラフィックデザインミュージアムまで90分余り。が、カーニバルの都合で休館していた。開館を確かめたのは1月で、直前は鉄道の乗り方を調べるのにかまけた失態だ。すまん、学生諸君(涙)
プランを変更してデンハーグ市の郵便博物館へ向かう。郵便の歴史を豊富なグラフィックと実物+音と映像で体験できる展示設計が大変優れていた。公共サービスのデザインに力を入れてきたオランダの真髄に触れることができる。
J社のガイドさんに報告したら「旅は自分の気持ちを鍛えるためのようなものです。次々に出会うアクシデントに、気持ちをコントロールするのが大切」と。さすが。
復路、列車の乗換え時に行方が分からなくなった学生を探す。困った車掌さんから「あなたが呼んで」と渡されたマイクで日本語で呼出し放送をする。車内の人も驚いただろうね。学生、無事に降りてきて良かった。駅員さんもほっとしてた。
[ ]

copyright Nobuo Yasutake