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On the travel

両大学合わせて29名が[ On the travel ]デザインアイデアコンぺのプレゼンテーションを行う。J社の協力を経て実現した産学協同の取り組みだ。2年前よりロンドン在住のコーディネーターと協力して各方面に交渉した結果,名古屋本社に快諾していただいた経緯がある。どちらの学生もそんな事情は知らないながら、きちんと結果をだしてきたことに感謝したい。

一人7分のプレゼンテーションは9時30分から15時まで続く。J社ロンドン支店の代表者と担当者が、商品化を視野に入れて真剣に協議していただいた。Ravの学科責任者、教員、私も加わって意見交換すると、全員の視点はほぼ同じだった。「旅行ビジネス」の課題と潜在的なニーズ分析について、両学生の認識にずれがなく、ほぼ同じような問題を指摘し、似たような解決方法を模索している。しかもスマートフォンやWebなどのインタラクティブなメディアによる案がほとんどを占めている。中にはほぼ同じアイデアの学生もいるほどだ。現代のビジュアルコミュニケーションについて、発想や具体化のプラットフォームがこれほど同じになるとは!
教員同士は、自分たちの教育水準に一定の満足を覚えながら互いの学生の健闘を讃え、コンぺのとしての優秀者はどちらの学生が受賞してもおかしくないという結論に達した。企業関係者は若者のニーズが収斂しつつあることに少なからず驚いた様子だ。逆に言えば、デジタルにはなし得ない発想や視点を具体化することが差別化になり、クリエイターにとっては大きな武器になるということだろう。学生たちはそこに気がついただろうか。

審査の経緯や結果の詳細はオフィシャルなメディアでの発表になる。表彰式を終えて、学生たちのやりきった表情を見ると嬉しくなる。「悔しい」「アドバイスの意味がやっとわかった」「もう一度挑戦したい」「プレゼンで負けた」などなど。
打ち上げはコベントガーデンのBelgo - The world's greatest Belgian restaurants。10年程前に偶然入って以来、大所帯の場合はここが便利。ベルギームール貝がバケツに一杯出てくる。日本の女子も大丈夫。フルーツビールのメニューが並んでいるし、ウェイターはイケメンが揃ってる。ラズベリービール、パッションフルーツ、チョコレート、ハニー、ココナッツ。みんな良く笑い、良く食べた。もう、このプロジェクトに参加する前の自分とは違うのではないか。

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copyright Nobuo Yasutake