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伊東合宿2011

デザイン

内外の変化に伴って、合宿も変わって良い内容になった。運営主体を、構造が曖昧な指導教員制から未来デザイン研究同好会に切り替えた。学びたい学生がコースを超えて参加する。部長を頂点にした組織が生まれて、責任持って各自が自主的に参画し、予算から学内外の交渉も学生が担当する。
一方、デザイン学会のワークショップに学生が参加するなど知識の標準化が進んできた。もっと学びたいと意思表示する学生が増えた。要は3年経って、合宿をやる必然性と運営力が育った。小さいけれど、大きな進歩だろう。ようやく普通になってきたのだ。
課題は架空の商業デザインを辞めて、「伊東市でできる体験についてフィールドワークを主体としたビジュアル化」にした。外部審査もなし。情報デザインのプロセスについて私と参加者が評価しあう内容だ。嘘の仕事はもう要らない。そう説明するとピンときた学生がいるのが喜ばしい。
6名づつのグループであらかじめ伊東市の観光価値と観光客のニーズを調査して、フィールドワークのテーマを決めておき、いざ現地へ。
初日に2時間、二日目に6時間で模造紙にプロセスと視覚化の概念をまとめる。こうしたスピードが求められる仕事を成功させるにはいくつか条件がいる。レジュメを読み込むこと。プロセスとゴールの仮説を少し用意すること。メンバー間でアイスブレイクを済ませ、言いあえる関係を築いておくこと。リーダーがファシリテーションを学んでおくこと。
6グループは伊東市内で果敢にインタビューに挑戦し、炎天下を歩き、良い仕事をし、誇れる成果を自覚した。翌日のリフレクションで各自が発表した内容が、昨年までと違い、どこまで学べたかを語ったことが証拠だろう。(これ迄はグループワークの成否が関心事だった)グループごとの仕事の優劣を左右したのは、先にあげた条件を遵守した度合いだ。どうしても、自分がやりたいアイデアに固執したグループは辛かった。HCDの勉強だからね。
明け方までの海辺とお部屋での時間も、良い感じ。健康な知的好奇心は健康な体力から。全般に4年がしっかり面倒をみてくれて、教員も自信とやる気をもらった。どんどん行こう。

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