名門太陽フェリー

小雨まじりの中を九州自動車道を新門司港に向かう。大阪の泉摂津行きを予約したフェリーまで2時間くらい。途中の広川SAでハーレー乗りの若い女性と話していたから(大阪からの一人旅で別府で大雨に降られたらしい)少し急ぐ。新門司港に着くあたりで数台のオートバイ乗りと一緒になってフェリーへ向かうと、路上で待ち受けた係員が「もうすぐ出るから乗りましょう、切符は中で手続きします」と誘導してくれる。「お名前は?」まだ20分位あるのにな、と彼らの勢いのままGSでタラップを上がると1分後位に甲板扉が閉まった。間に合った。
船内フロントでチェックインしようとした瞬間に、行き先が大阪南港という表示に気がついた。これは阪九フェリーではない。でも船は海の上。話し合った結果、予約センターの女性は「よくあるんですよね」という苦笑まじりに(そう聞こえた)負担なしでキャンセルしてくれた。続いて新たに手続きをして、空いていた2等船室へ行く。大勢で雑魚寝だが、意外にも互いに全く干渉せずにいて、これはこれで安心する。
朝4時半に放送で起こされて南港に降りる。まっすぐ(本当に一度も曲がらずに)東に10km走って、近畿道を北進して阪神自動車道に合流。新名神から東名へ。京都と豊田で50kmほど渋滞した。GWだった。13時に家に着く。往復1,800kmだった。

copyright Nobuo Yasutake