ジョージタウン




孫文ペナン島に潜伏しながら中国革命を組織した。隠れ家は複数軒あり市内には影武者もいたとされる。公開された家はプラナカン様式で中庭の吹き抜けの奥に小さなお風呂とキッチンがある。小一時間勉強させてもらい、ぷらぷら歩きてスイスの女性が経営するカフェで休憩。プロフェッショナルの旅行業者だった彼女はジョージタウンの文化史跡の保護活動の意義を穏やかに語り、お勧めの観光スポットを教えてくれる。世界文化遺産のこの街はイギリスのコモンセンス、中国の家族主義、イスラムの戒律、インドの宗教観など、地球上でも屈指の背景を持った文化が交錯していることが急に実感として伝わってきた。モスクで礼拝帰りの人たちが通る路地に美味しいインドカレーの屋台があって、そこはヒンドゥー寺院の前庭だったりするからね。
ロンドンと間違うような白いビクトリア様式の銀行街から少し歩いてリトルインディアに入るとインド音楽がわんわん通りに満ちている。通り2本くらいなのに文字通り世界が違う。すごいな。
珍しく体調がすぐれず、港で客船を見て夕涼みして妻に心配をかける。大抵丈夫なのにおかしいな。それでも陽が沈むと元気が出て、バスを探して遠出して、スノッブなギャラリーカフェで洋風ご飯。
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copyright Nobuo Yasutake