空と木を見たい

2015年は母を見送る年になった。6月から週末ごとに熊本に滞在していたこともあって、GSはGARMINのzumo660とTURETECH製のマウントを手に入れて長距離に備えていたが、軒下のガレージから引き出しのは10月を過ぎてからだ。もっぱら清水ICから新富士ICまで移動して、富士市富士宮市、裾野や越前岳の近辺の林道を走って半日で帰ることを繰り返した。そんなつかの間の体験でも結構嬉しいもので、冬の低い太陽が作る杉木立の影絵が目に新鮮だったり、標高が上がるにつれて7℃、5℃と下がり続ける空気をウェアの腕に感じたりするだけで、気持ちはすっと広がるものだった。木の枝や空の色を見るだけでしみじみするということは、普段の仕事中心の暮らしに余裕がないのだろう。

GSは空気圧を整えただけで見違えるように調子がいい。コーナーの先を見ただけで車体は向きを変えていくような軽やかさがある。

ヘルメットをSHOEIのホーネットADVに変えたのも気軽さを上乗せしている。専門店のフィッティングサービスを受けて自分の横に広い頭の形にぴったりと合った内装を得たことと、ピンロックシールドの効果で曇らない視界が確保できていることで、気を使う要素がどんどん減って、外界と、機械と、自分の五感の3つが絡み合い、反応し合うことだけに気持ちが集中することができる。スキーで感じる自分と外界との一体感と同じであり、サーフィンなどの自然に向き合うスポーツに共通する快感があると思う。

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5月にR299号線の麦草峠を登ったのが最も長い距離になった

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富士山の新五合目に至る途中から分岐して、十里木のゴルフ場に抜ける県道が美しい

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富士宮近辺の農道、人も車もいない

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越前岳に向かう林道

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copyright Nobuo Yasutake