アナログの終わり

日曜日。妻に誘われてブリント写真の整理をする。この家に越して3年半経って、二人でようやくこのモードに至る。
整理しつつ、どうやら2003年辺りを最後にプリントをしていないことが分かった。それ以降はデジタルのデータしかない。
我が家のアナログ写真時代は2003年で完全に終わったのだと思うと、元写真部、というか、元フォトグラファーとしては感慨深い。10年後には次のメディアに移っているような気もするが。
それにしても、我々はこれだけの量の写真という記録と記憶をどう扱うんだろう。人生で常時ストックしておく写真は100枚までで、一枚増やしたら一枚捨てる、とか一年に12枚まで、とか、何かしらのルールがないと、取捨選択ができないことに気づく。

copyright Nobuo Yasutake