ジョージタウン2

路線バスで郊外の避暑地へ行く。ジョージタウンはインフラが整備された近代都市だが20分もすると東南アジア特有の風景が見え隠れしてきて懐かしい。トタン拭きの食堂やスクーターの大群や原色シャツの若者たち。特に男性は何となく働いているのかどうか分からない。女性たちはいつも何か生産しているように見える。
ケーブルカーは大変なスピードで斜面を駆け上がる。中腹は中国の人たちの住まい。山頂は裕福なイギリス人が瀟洒な別荘を持っている。


(左)前夜はブルーマンション隣の食堂へw。毎晩熱気があっていいのだが、大音量のカラオケが深夜に及ぶ。僕は寝ちゃうのだが、ウチの奥さんは眠れない。でもこの女のこはすれていなくて上手だった。
(右)ケーブルカーの席取りは子どもに負ける。男の子は内気だが、お母さんが強い。


山頂にはヒンドゥー寺院が。ガミラス星人がたくさん。バスの車窓からのマンションはトルコのカイゼリ付近を思わせた。


食べることに関して奥さんの勘は異常に鋭い。どこからともなく現地情報を仕入れて精査して、店名を変えたこのカフェが怪しい、と行ってみると今回の旅で最高だった。作家の若夫婦二人とアルバイトで回してて、食事のメニューは手作りのニョッキやパスタが6品だけ。でもそこに作り手の誠意と技術が集約されていた。こってり、もっちり。ビールはジャムの瓶で。


(左)ジョージタウンのショップハウスは生活感がある分だけ美しい。みんな手入れしながら住んでいる。
(右)世界建築遺産なのにしっかり撮影しないままだったブルーマンション。帰国時にカメラをタクシーに忘れて騒ぎになるダメダメな僕でした。送ってくれたキムさんありがとう。SONY NEX-5は一人でペナン島から飛行機に乗って帰ってきました(汗)

copyright Nobuo Yasutake